農学博士が書いた発酵の本を読んでからというもの、気になって仕方のなかった北陸の珍味をようやくお取り寄せすることができました。それというのは、あの猛毒と言われるふぐの卵巣を糠漬にしたものです。これは北陸地方に古くから伝わる製法であり、まさに珍味中の珍味と言われる商品です。創業300年の歴史を誇る老舗の糠漬けであり、完成までには数年かかるといいます。まだ謎が多い河豚の卵巣の糠漬けですが、糠に数年漬ける事により、解毒作用が働いて食べられるようになるという驚きの珍味なのです。ちょうどネットの通販サイトを見ていたところ、取り扱いがあったのでお取り寄せを決めたのです。すぐに郵送してくれました。サイズは思ったよりも小さかったのですが、とても塩辛いとのことで、一度にそれほど多くを食べることはできません。薄くスライスしたものを酒の肴にしたり、少しオーブントースターで焼き、それをお茶漬けにして食べると美味しいとのことでした。早速、近所の酒屋で買ってきた日本酒と一緒に河豚の卵巣の糠漬けを味わうことにしたのです。たしかに塩がきついので、一度にたくさん食べることはできません。しかしながら、糠の独特な風味が合わさって、とても美味しく仕上がっているのです。ひとくち食べたら病みつきになってしまいました。ご飯に乗せて食べても美味しく、たった一切れでご飯一杯を食べることができる美味しさです。少し塩味がきついので、食べすぎないようにうまくできているのです。猛毒のふぐの卵巣ということもあって、事前に検品がなされていて、安全性が確保されているので、安心して食べることができます。開封後は冷蔵庫に保存すれば3ヶ月は持つので、まさに保存食と言える食べ物です。一度に多く食べることはできませんが、とても美味しく、また、北陸地方の人たちの生活の知恵に驚かされました。ご飯にもお酒にも会うので、食べきったあとにはまた注文をしたいと考えています。
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